⑦つらい生理、薬で止める前に知ってほしいことーーリウマチを発症した母の教え

薬を使う前に、知ってほしいこと
生理って、始まる数日前から調子を大幅に崩してきますよね。
それが毎月やってくるから、「何かの罰ゲーム!?」って思ってしまう日もあります。実は私自身も、以前はそうだったんです。
痛い、眠い、集中力が落ちる。焦ってイライラする。肌は荒れるし、化粧ノリも悪い。
満たされない異常な空腹感と、食べた後の「やっちまった感」。
気分も落ちに落ちて、一人になると「私って何のために生きてるんだろう?」と深く考え込んでしまう日もありました。カーテンも開けられない薄暗い部屋で。
日常は止まってはくれないから、自分だけ世の中から置いてけぼりの気分になるんですよね。
だから、「生理なんて、ずっとなければいいのに…」って思っていました。薬で止められるなら止めたい。コントロールできるならしたい。そう思ってしまう人って、きっと少なくないはずです。
ただ、その選択をする前に——一度だけ、立ち止まって考えてほしいことがあります。
そもそも生理は、何のためにある?
生理とは、子宮内膜がはがれて、体外に排出されることをいいます。
東洋医学的な見方では、この時期に体の中の巡りが動いて、体内にたまった不要なものも一緒に外へ出ていく、デトックス期間でもあると考えられています。
生理周期に手を入れること、つまりホルモンバランスに関わる選択をするということは、全身のバランスに影響し得るということでもあります。
身体の反応って、無理にねじ曲げようとするほど、不調が別の形で現れることがあります。たとえば、こんなふうに。
- 鼻水を吸い込む→中耳炎
- トイレを我慢する→便秘、膀胱炎
- 緊張する会議→腹痛、頭痛、疲労感
だから「便利だから」「みんな使ってるから」だけで決めてしまうと、後から思わぬところにしわ寄せが来ることも結構あるんです。
もちろん、急を要する場合、薬が必要な場面はあります。今服用している方に「今すぐやめて」と言いたいわけではありません。
ただ、自分が身体に入れているものが何に作用するのか、どこで分解・吸収され、身体にどう影響するのか。——そこは一度、ご自身でも調べて、納得した上で選んでほしいのです。
この考えに確信を持ったきっかけは、母の身体に起きた出来事でした
母は50代で、不正出血量の多さに驚いて婦人科を受診しました。そこで、子宮内膜に複数のポリープができていることが判明したんです。
医師からは、子宮と卵巣の全摘出を勧められました。母は当時、十分な説明や選択肢を吟味する間もないまま、その言葉をそのまま受け入れて手術を受けました。
私がこの話を通して伝えたいのは、医療への批判ではありません。「先生が言うから」だけで決めるのではなく、自分でも調べて、納得して選ぶことの大切さです。
臓器って、「役割」でスパッと区切れるものじゃない。音階や四季のように、つながり合って全体のバランスをつくっているものだと私は思っています。だからこそ、目先の症状だけでなく、術後の身体への影響まで含めて丁寧に説明を受け、慎重に選べる環境があることが大切だと感じています。
「子どもを産むためだけ」の臓器じゃない
子宮も卵巣も、妊娠・出産だけのために存在しているわけではありません。
たとえば卵巣は、閉経後も副腎などと関わりながら男性ホルモンを生成し、体のホルモンバランスに影響し続けると考えられています。
子宮も卵巣も、「子どもを産む専用の臓器」ではなく、女性が生きていくために必要なバランスを、全身で支えるための歯車なんです。
母が選んだのは、"抑え込む"より"整える"だった
手術から数年後、母は関節リウマチを発症しました。関節リウマチは自己免疫疾患のひとつで、免疫が誤作動を起こして自分で自分の体を攻撃してしまう病気です。
母の当時の実際の記録を掲載します。数字は痛みの度数を表しています。

体質や生活習慣、年齢など、原因はひとつではないと思います。ただこの出来事を通して私が感じたのは、身体は全体がつながってひとつとして働いているということでした。
母は一般的な薬物療法に頼らず、日常生活から自分自身を整える選択をしました。
- 糖質や小麦粉、添加物を控える(「食べちゃだめ!」は逆にストレスになるので、時々美味しそうに食べてます)
- 生活習慣を整える
- ストレスをためない工夫をする
- 根本から身体のバランスを定期的に整える
薬に慣れている人からしたら、物足りなく感じるかもしれません。でも私は、身体の土台から変えていく母の姿を見て、ひとつの確信を持つようになりました。
母は発症からこの生活を始めて約6年。今は進行が止まった小康状態です。
文字が書ける、料理できる、自分の足で歩ける。力が入りづらい時は道具を上手に使いながら、ゆっくり自分のペースで日常を送っています。発症当初の激痛については「そう言えばそんなこともあったわね」と忘れていたそうです。最近はやりたいことも見つけたらしく、なんだか楽しそうです。
ここまで読んでくださったあなたへ
症状を"消す"のではなく、「なぜ症状が現れたのか?」根本を知ること。
そして薬は、服用直後だけでなく、その先のリスクも理解し、納得して選ぶこと。私はそう考えています。
最後に ※4/24追加
クライアントさんとお話をする中で、様々な事情で生理をコントロールする薬を飲んでいる方に多くお会いします。
「このまま飲み続けるのは怖い」「できることなら飲まなくてもいい身体になりたい」——そう思いながらも、「やめるのが怖い」という気持ちが立ちはだかっている方が、実際にたくさんいらっしゃいます。
飲むのをやめたら、日常生活に支障をきたすほどの痛みや苦しさが戻ってくるかもしれない。
そのような不安は、決して大げさではありませんし、泣きたくなるほど切実なものだと思います。
だから私からひとつだけお伝えするとしたら——。
不安が消えるまで、飲み続けていいんです。
身体が整ってくると、自然と変化が起きはじめます。
「そろそろ飲むのをやめてみよう」「もう必要ないよね」と心の底からそう思って、意外と簡単に手放せるタイミングがやってきます。私もそうでした。
だからその日まで、つらい症状を追いかけて不安になったり、薬を飲んでいる自分を責めたりしなくていいんです。
「将来的にどんな自分になりたいか?」にフォーカスして、一緒に整えていきましょう。
答えはいつも、自分の中にある。身体は、整えれば自然と戻ろうとする。
身体が整うとき、まなざしが変わる。まなざしが変わるとき、生き方が変わる。
その歩みを、Me+プログラムで一緒に続けていきませんか。


